400字詰め原稿用紙換算枚数234枚。 あとがき
ここまでお付き合いくださいありがとうございました。
この話は、知ってる人は知ってると思いますが、サイト開設当初に一度書き上げたものを完全に書き直したものです。加筆修正と呼べないくらいに(笑)
何を思ったかと言えば、初心に返りたかったんですよね。どれだけ送っても一次選考にすら引っかからないし、ちょっと気分転換も兼ねて。結果は、まぁ、当然引っかかりませんでしたが。そりゃ何年も前に考えた話と設定ですから、無理があるだろうなーとは十分承知でしたし。ただね、うん、書き直して良かったと思う。書きたいように書かなきゃダメだなーって改めて思えた。
作品全体のノリがあたしの中学高校あたりを思い出します。決して、中高時代がこんなノリだったわけじゃなくって、当時書いてたものは大体こんなノリだった気がするなーという意味で。きっと今となっては作れないノリだなーと。書き直せば、なんとなくそれっぽくはなるんだけれど、今の自分で考えて書き上げたものはきっとこんなノリには出来ないだろうなぁって。
たまには、またこんなノリのものを書きたいなー。こう……コメディ風味だったりするものを……難しいかなぁ。全体を流れる空気が軽めなものを書きたいなぁ。
書き始めたきっかけはとても単純。魔王と勇者が仲良しだったら面白いかなぁ。そんな理由で勇者と魔王を紙にらくがきしたのが始まり。最初の落書きでも、勇者は泣いていたし、魔王は退屈そうにしていた。けど、それだけじゃあダメだ。泣き虫なだけでは勇者になれない。やる気がないだけじゃ魔王にはなれない。それじゃぁ勇者に必要なものは、魔王に必要なものは。
強い想いを持っていれば、いつかきっと叶うと思う。少なくても、あたしはそう思ってる。けれど、想うだけじゃなく、自分で動かなきゃ叶わない。そんなはなしになっていたらいいなぁ。
これは、勇者と魔王の物語。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
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